2020年7月27日月曜日

PIONEER CLD-05を小手先で修理してみた

1993年9月22日に発売されたCLD-05、定価 87,780円と駿河屋の情報ですがw、この辺の時期にLDは認知されるようになってきたかと思ってて、雑誌の通販で載ってる中古LD-BOXは高くて買えなく、単体LD1枚でさえ物にもよりますが中古品とて割引が少なく、そんな個人的にAV機器の全盛期だったと振り返ります。当時、LDを新品で買ってた人は貴族だったと思います。右上の「CD DIRECT」を押すと黄緑色に光りCDトレーだけ出てきて、音楽用CDを聴くのに便利でした。


PHONE-LEVELはガリがまずある思うので、そのつまみを左に右に回してガリを緩和させます。


前面パネル、右側の画像です。


本体を上と横と後ろ側に写してます。


分解のとき横のネジ2本×2は外します。


上だけの銅色した3本のネジも取って、簡単に上蓋が開きます。


光デジタル出力からつなげて音声を聴きたいですが、この頃はデジタル入力端子が付いてるプリメインアンプはまだ標準的ではなかったと思いますし、CDを聴くのにその後MDデッキにつなげてデジタルダビングするのに都合が良かったでしょう。AVアンプではデジタル入力が付いてるのがあったと思います。


電源ケーブルで白線がコールドですが、オーディオしてて壁の電源から電源タップに差し込むコンセントまで、きちんと極性を合わせてAV機器を使ってるんだろうかと気になり、出来ればそのように正しく大事にAV機器を使用して欲しいです。極性をそろえたAV機器だとスピーカーから聴こえてくる音が澄んでて、機械製品を長く使うのであれば正しい電源の接続方法でAV機器の寿命も違ってきて、電気代だって僅かに安くなってと一石二鳥だと思います。


今回の不具合は電源を入れて「ウィーン」と鳴り続けてトレーが出てきてしまいます。ここまで来るといくら経っても修理が必要で、最初はLDを入れてレンズが読み込みまでいかず同じくウィーンとなりトレーが出てきて、次にCDを入れてもウィーンとなり、終いにはトレーすら閉まらなくなっていく順で壊れていきます。w下の画像はスイッチでトレーを閉めてもウィーンとなり、何度も同じことの繰り返しでした。


蓋を開けて不具合の個所を見ていきます。


CDレンズは清掃し、右側の検出装置も綺麗にします。


左の黒で囲ったグリースが上に飛び散り盛り上がってて、黄緑のギザギザに再び付けてやったり、中央付近の黒いパーツのところもグリースを撫でるように伸ばしてあげましょう。LDはぶん回すんでその風でグリースが部分的な一か所に固まってる傾向にあり、そのグリースを使いちょびちょび塗り直してください。グリースは純正ですし、そこで余ってるものは使いましょう。


ピンク色で囲んだゴムベルトが滑って、CDやLDを動かすのに故障が生じてました。多分、これ以降のLDプレーヤーは何れゴムベルトが滑ってきての故障が来ると思います。


見た目はゴムベルトが緩んでるように見えないんですが、伸び切ってて部品に力が加わってなくウィーンとなるんでしょう。


そこで、そのままピンセットでこのゴムベルトを外します。ですが、電源を入れてるのでピンセットは機械内部に絶対に落とさないように触れないようにしてください・・・。取り出したゴムベルトは内径が定規で約3.23mmあり、2.3mm以上のゴムの伸びで今回のようにダメになるらしい結果となってます。


ですがそんなに伸びてるように思えず、貧乏性でカセットデッキのピンチローラー用のクリーニング液で全部を拭きとってみます。


清掃するとゴムベルトは黒く艶が出て、長年の被膜が取れたような立派になりました。wピンチローラーのクリーニング液は汚れを取るだけでなく、ゴムに僅かでしょうが潤いを与えゴムの機能を果たせさせようとしてると思います。流石、専用液は伊達じゃありません。特に内側が薄っすら黒く汚れてました。


次はゴムを取った部分のゴムをはめ付ける2か所のクリーニングで、無水エタノールを少しつけて部品に損害を与えずにです。無水エタノールを付け過ぎて何度も擦ってパーツが解けたり変形などされては堪りませんから。



ゴムにグリースが付かないように元に戻します。これが出来ないようであれば、あなたは不器用だと思ってください。私は何度もゴムベルトをかけ直しました。wwその度にゴムに周りのグリースが付きまた拭き取ってはと。。下の大きい白い円のパーツから入れていきましょう。右奥の方が溝にゴムベルトを入れずらくて。w


これでトレーは閉まって、CDを聴くことができました。


次にLDも両面 再生できて良かったです。B面を再生してます。



PIONEER CLD-05のリモコンは「CU-CLD092」だと思います。




本当は調べてみるとCLD-05の角ベルトはΦ30×1.6みたいで、私が純正を目視で測ると内径30mm×1.6mmは合ってると思います。ただ今回のお古(伸び切ったゴム)で1.6か1.7くらいと、ほとんど太さは変わらないでしょう。内径30mmが32.3mmと2.3mm増えただけで、今回のようになったんです。

今日にCD partsmanから届いた角ベルトは8本を注文し、クレカはPayPalを使わないといけなく、ちょうどアカウントを持っててクレカは登録してあり、1,500円 以上のお買い物で手数料がかからなく、200円×8本で+封筒(端数はおまけ)の80円=1,680円でした。



CLD-05は他に2台所有してて、昔にリサイクル店で一番に多く見かけた機種でした。値段はジャンク本体だけ 再生しましたで税込み1,050円だったです。それだけ当時CLD-05を買った人が多かったと言うことです。両面再生器は需要がありましたから。私はCLD-02の片面機だけで精一杯でした。💦他にLDプレーヤーは持ってて、Φ30×1.6が使えるか検証していきます。付け加えでただし、注文したゴムベルトが純正品と比べて耐久性など、それはどうか分かりません。



2020年8月22日、追加記事

せっかくゴムリングを買ったので付けてみることにしました。電源を入れてトレーを開けながら作業します。2枚目の画像で右が伸びてるゴムリングです。



実際に新品を取り付けてきついような気がしますが、すっぽり部品に収まれば適度なゴムの伸長で、こんなものかと思った次第です。PIONEER以外に正確な純正品サイズは分かりませんので、神経質になっても仕方がありませんし。


酒井法子さんのLDですけど、のりピーは大ファンだったのです!!



可愛さがヤバすぎ。w



無事にCLD-05がちゃんと動くようになりました。ローテーションでLDプレーヤーを使って行きます。下はLD-S1でその上にCLD-05を置いてデジカメで写しました。


0 件のコメント:

コメントを投稿