2016年12月5日月曜日

目覚めし厄祭 ♯35

どうやら、モビルアーマーはかなりの厄介者と言うか、マクギリスの話によると、「厄祭戦の中心をなす禁忌の存在。数億と言う人命を奪い文明を滅ぼした巨大兵器だ。」とのこと。今、鉄華団の手元にあり整備や調整も難航してる、その調査依頼をギャラルホルンが受けたのは、モビルアーマーのプルーマと呼ばれ付属品のようなもの。そのプラントの奥で見つかった巨大な物体こそが、おそらく、本体だろうと。マクギリスが発掘作業を中止して欲しいと言うくらいだから、また、火星に自ら赴くんで相当、モビルアーマーに対して危機感を募ってた。彼は火星に着き、鉄華団の護衛の下、移動中の車の中で更に、モビルアーマーについての話も聞けた。


元々、モビルスーツはモビルアーマーを倒すことだけに造られた兵器だったってこと。モビルアーマーと言えば、個人的にファーストガンダムのそれらを思い出すんだけど、モビルスーツとは大型の物でそれ特有に特化した物との考えがある。水中においても中では、宇宙戦での戦闘力は並のモビルスーツでは歯が立たんくらいに。そして、そのモビルアーマーは乗り手を必要としなく、自分で考え自動で戦うと言う。要は、モビルスーツさえ居なければその機体に近づかなきゃ、モビルアーマーは起動しないってこと。でも、万が一にそのような起動する状況になってしまえば、再び抑え込むのも難儀で、これを、利用する者があればとんでもない悲劇が再び起こり得る。


マクギリスは単に、その事だけが心配で周りに気づかれず事を運んで行こうとしてたと思う。そこに、イオク・クジャンがマクギリスにジャスレイ・ドノミコルスの情報を元に、彼を拘束しに火星にMSを率いて降り立った。そこで、モビルアーマーが発動してしまった。物凄いビーム砲を口から放ってて天まで突き刺さるほどの。。このモビルアーマーの形状は、機動戦士ガンダムAGEで見たことがあるような感じがした。イオクのモビルスーツ隊に襲い掛かるだろうし、鉄華団の火星支部にもそうなると思われる。ガンダム・バルバトスも出動して再び、モビルアーマーを抑え込むような展開になりそう。

ジャスレイはセブンスターズのラスタル・エリオンに出来る限りの情報を与え、彼らに取り入りをはかろうとしてた。これって、彼の単独の陰謀だし、マクマード・バリストンが全く知らないところでのギャラルホルンとの接触となると、ジャスレイもこの先、長く生きられない定めのようですね。バレちまったら名瀬も彼を討ちに行くだろうし、あくまでも、自分の予想でジャスレイが戦の餌食になって行こうとは。鉄華団の連中は給料も跳ねあがったみたいで、でも、その子供たちもお金の使い方を知らないとか、クーデリアの設立したアドモス商会は今後の火星においても、子供たちの未来は望ましい方に向かうことは大変、意義があるとつくづく思った。


戦後体制の破壊とラスタルもマクギリスの意義を理解したよう。また、マクギリスが口にした言葉だが、「だが、あの赤い星、鉄華団の住む世界にそれは、残っていた。やはり、彼らは持っているのだ。あの時代の風を、もう1度、吹かせると言う宿命を。」って、これ程を用いないと今のギャラルホルンの改革は推し進めないくらいの彼らに対する期待でもあった。鉄華団はラスタルにも覚えられてドンドンと戦争に巻き込まれて行く気がしてならない。イオクの出過ぎた早とちりもあったが、マクギリスに銃を向けたことで、もう、ギャラルホルン同士ってな慎重差も無くなったと思う。

マクギリスがギャラルホルンの改革と言うなら、それを、今の正当化するギャラルホルンのラスタルに、彼に対する遠慮もないだろうし。少しでもマクギリスの行動に不信などが確認されれば、そこを突いてきてラスタルは戦争を吹っ掛けると思うなー。で、ヴィダールはわざと、ラスタルたちにマクギリスや鉄華団とのことを自分なりにふと、話しかけたんだろうか?彼は復讐に生きる男だし、相手はただ一人、マクギリスのみだから。そのマクギリスに目を向けてもらわないと、自分の復讐に程遠くなってしまうからだと、自分なりに思った次第。ヴィダールならマクギリスの考えることなんて大体は予想で来てて、繰り返すけどラスタルたちに僅かでもそそのかしたと思った。

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