2016年3月20日日曜日

願いの重力 ♯19

地球降下とのことで、モンターク(マクギリス・ファリド)から然程の融資も受け取り、鉄華団は万全の体制を整えた。ガンダムの伝統の1つである「大気圏」関連は先ず、絶対にあるだろうし、地球と宇宙が繋がってる以上は欠かせない名場面ともなります。ファーストガンダムだと、ガンダムが確か腹部辺りから!?透明なビニールみたいなのを取り出し、それで、ガンダム全体を覆って無事に地球に着陸したね!?地球降下では、モンタークとの打ち合わせはしてたようで、その通りに進んで行くのかな。オーガスとクーデリアは握手を交わして、大気圏と言う別の大きな戦へと挑む!鉄華団の連中は地球なんか知らんだろうし、無事にたどり着けたならどんなリアクションを取るのだろう、どんな言葉を発するんだろうかね。


「嫉妬、憎悪、汚辱に恥辱、消えない過去に縛られて、輝かしいはずの未来は、全て愚かしい過去の生産のみに消費される。それは、私とて同じこと。鉄華団、君たちの踏み出す脚は、前に進んでると思うか。もし、本気でそう信じているのなら。見せてくれ、私に。」のマクギリス・ファリドの台詞も載せておくが、彼の詩人も相当に深くて、この言葉通り人、一人ががどうこう出来るものじゃなく、運命の糸とも言える大器が訪れたと言ってもいいだろう。マクギリスも良し悪しに関わらず、未来を見据える懐の広い男でしょう。彼の支配するギャラルホルンも見てみたい気もするが。。もう、マクギリス・ファリドvsガンダムと言う構造で間違いないだろうし、最終戦も彼ら2人で決するかと。

先陣はユージン率いるイサリビで突っ込んで行くんだが、よく見ると、ブルワーズからの戦利品の1つであろう戦艦を前に置いて特攻して行った。2隻を同時に動かすなんて凄いし、更に突撃で再調整みたく細かな2隻の船との連結を取らなくてはと、ユージンは更に、阿頼耶識システムでそれを敢行。。上手く敵陣に潜れたし、分離したブルワーズの戦艦を砲撃してもらって、爆破からナノミラーチャフが一杯ばら撒かれる。エイハブ・ウエーブの影響下で、レーザー通信や探知機を妨害され、この場の指揮官であったカルタ・イシューも少し驚いてたもの、光信号でLCS全弾、照射、同時に時限信管でミサイルも発射させ、古臭いチャフを焼き払う策に転じた。


その少しの間だったんだけど、イサリビは7隻の艦体の懐に潜り込み、1隻なのかな!?打ち落とされた格好となったので、カルタもその救援に向かわなくては。イサリビが囮となったために一方のオルガやクーデリアたちは、シャトルで地球に降りようとするもの、鼻が利くアインやガエリオがMSで登場。その2人にはオーガスとノルバが相手して、昭弘も新たに現れた4機をってのは無理で、シャトルは撃ち落とされようとしたが、エーコ・タービンとアジー・グルミンが加勢に間に合いその場は持ち直し。いや、エーコじゃなくて、ラフタ・フランクランドなのか!?あ、エーコは地上に降りたときに現れるキャラ?もしかしたら、♯20で明かされる人物だったりー。

彼女ら2人のMSは公式HPより、「表立って鉄華団の支援が出来ないタービンズが、その素性を隠すため百錬の装甲をすべて換装した機体。また、装甲の換装に伴って地上戦を想定しての調整も為されている。ちなみにラフタが搭乗する機体はアミダの百錬を換装したもの。」とのこと。バルバトスVSキマリスは前者がリアクティブアーマーでキマリスの動きを捕らえ、後はバルバトスの鉄槌でビシバシ決まるー。ガエリオも劣勢だが誇り高き、敵に背を向けて逃げようとはせず、そこでの、死も受け入れたであろう。しかし、アインが戻ってきてその窮地を救う。。

ガエリオは救われたが、アインは重傷で死んでもおかしくない。MSから脱出ポット?は出て、ガエリオに拾われたけど、多分、命だけは食い止められるかな。じゃないと、故クランク・ゼントの意志を継ぐ者もいなくなり、彼の犬死でもあるし。別にクランクが誰かのために、組織のためにと言うより、自分でのけじめのつけ方で納得して死んで行ったんだから、誰が後を継ぐとか関係はないんと思うが。クランクでアインたちがお咎めなしで生かされたように、今度はガエリオがアインの死を持ってして生かされるのであろうか!?カルタのMSによる増援部隊も出てきてオーガス1人では分も悪いかな、そこへ、モンタークのMSグリムゲルデが応援に入る。

良い連携で相手のMSを撃破していた。グリムゲルデも、厄祭戦末期に開発されたヴァルキュリア・フレームの内の一体だそうで、ガンダムシリーズと同じ骨董品でしょう。シャトルも地球の重力に引っ張られて、このままだと、MSたちも焼け焦げて木端微塵。で、カルタの部下の1人が大気圏突入しても尚且つ、そのシャトルに攻撃を仕掛けてくる。玉砕って言うのか、特攻と言うのか。。オーガスもそのMSに対抗するもやっとの思いで撃破し、シャトルに戻ろうとももう、無理な状態。このように、大気圏では歴代のガンダムエースやら他のパイロットたちも、生きるか死ぬかの瀬戸際で戦ってきたこの長き歴史を感じさせる。

今回は、三日月・オーガスでもう、シャトルに戻れないんだから死を待つだけ。。そこで、ガンダムのモノアイがピカッと光ると同時にオーガスも転機を迎えたかな。MSの亡骸をガンダムの足下に忍ばせ、それを、足掛かりに少しでも摩擦熱を抑えながら生還したと。大気圏ではいつも、ハラハラ、ドキドキ。これだけの、戦艦やらMSが発達した中で、地球外縁軌道統制統合艦隊も大気圏落下を想定してそのようなMSを造れば、戦闘も断然と有利になると思うんだけど、そうも行かなく大気圏の摩擦熱は物凄い脅威となるんだろうね。

しかし、オーガスも地球の重力に驚いてたけど、無意識でも地球に降下しながら死は覚悟してたはず。それなのに、あの表情もいつもと変わらなく、これまで、幾度と命の懸け合いもしてたし、度胸が常人じゃなかった。子供の頃に銃を手にして人を殺めたその血塗られた人生じゃ、そうなってもおかしくはないってこと。そして、鉄華団は初めて地球に降り立ち、三日月・オーガスは地球から三日月を見上げた。自分の目で初めて見て納得できただろうけど、それが、どうしたと言われれば、彼も「別に」とも言いそうな場面も思い浮かべた。

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